薬剤師の働くフィールド『病院』

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病院の薬剤師

就職者数や病院の種類

就職者は薬学生全体の20%、自分の性格や価値観に合った病院を探そう。
調剤薬局の次に多く薬学生が就職している業界が病院です。薬学生全体の約20数%が就職しています。(令和2年度就職動向調 査結果報告書)全国に約8000施設あり、地域の基幹病院から中小病院まで様々な施設で新卒の求人があります。
病院のタイプは様々あり大学病院や国公立病院など救命救急や集中治療などを提供している高度急性期病院や、入院や夜間救急などを受け入れる急性期病院、急性期の患者の在宅復帰に向けた医療やリハビリを提供する回復期病院、比較的状態が落ち着いている慢性疾患の患者の再発予防や体力の維持などの長期治療を提供する慢性期病院などがあります。
新卒の薬剤師の就職先として主要なのは、高度急性期や急性期病院ですが、病院といってもタイプごとに患者の状態や、薬剤師の働き方も異なるため、自分の性格や価値観に合った病院を探すことが重要です。
一般的には都市部の急性期病院に応募が集まることが多いですが、1つの病院で数人程度の採用というケースが多いです。病院によっては採用のハードルが非常に高いこともあるため、キャリアセンターなども利用し情報収集した上で選考の対策をしましょう。

病院薬剤師の仕事内容

仕事内容

病棟業務や救命救急業務等、他業種にはない経験ができる環境。
病院薬剤師の業務内容は多岐に渡ります。
調剤業務、製剤業務、注射調剤業務、注射薬混注業務、病棟業務、救命救急業務、DI業務、治験業務、チーム医療、薬剤師外 来、専門薬剤師など非常に多いです。
実習中に経験できる業務には限りがあるため、積極的に参加し実習では分からない業務に携わっている薬剤師からも話しを聞き情報収集することが大切です。
他の業種では経験できない業務もあるため、勉強やスキルアップしたい薬剤師には非常に向いている環境です。特に病棟業務に関しては、入院患者のベットサイドまで行き、治療に携わることができます。病棟薬剤師が担当患者の状況を把握し、医師への提案や患者への説明を行います。
やりがいのある環境である一方、急性期病院では夜勤や当直などの勤務があります。体力的にも精神的にも多少のタフさが求められます。多くても月数回程度のケースが多いですが、自分が継続して勤務できる環境かなども病院を選ぶ上で重要なポイントとなります。
薬局との大きな違いとしては、患者の検査値などのカルテの情報の確認ができ、なぜその薬剤が処方されているかなど薬物治療のプロセスを把握できる所です。病院で勤務することで、患者がどのように診察を受けて、どのような流れで薬物が処方されているかが 分かります。医療全体を把握する上で病院薬剤師としての勤務は今後のキャリアにとって非常に貴重な財産となるでしょう。

業界の動向と必要なスキル

チームで連携するため、コミュニケーション能力や論理性などのスキルが必要。
2012年に病棟薬剤業務実施加算が新設され、薬剤師の病棟業務が診療報酬に算定されることとなりました。そのことにより病棟での薬剤師業務の幅が広がり、病院内での薬剤師の重要性は高まっています。病棟業務の頻度や、いつ頃から病棟業務に携われるかなどは各病院によって考えや仕組みが違うため、確認しておきましょう。
また病院での業務はチーム医療と呼ばれ、様々な職種と連携して業務をする必要があります。薬剤師以外の職種とも密に関わることができる一方、コミュニケーション能力や論理性などのスキルが必要となります。一人で完結できる仕事ではない分、協調性なども 求められるため自身の適性を受験前に把握しておきましょう。患者に対しても、簡潔に論理的に伝える能力は必須で、信頼して入り込めるような能力があればさらに活躍の場が広がるでしょう。
病院薬剤師として専門性を磨いて、スペシャリストになりたい場合は認定や専門薬剤師の資格を取得して勤務することも可能です。がん、感染症、精神科、HIV、妊婦授乳婦など様々な領域において薬剤師の専門性が必要とされており、ハイレベルな知識やスキルがあればより患者の薬物治療に貢献できます。
自分がどういった分野に興味があるかなども考えながら就職活動をしていきましょう。
病院就職の際のポイント
  • 病院のタイプによって働き方が大きく変わるため、就活では具体的な勤務イメージをしよう!
  • 病棟薬剤師業務、専門薬剤師など業務の幅が多岐に渡っており意欲次第で成長できる。
  • 他職種とコミュニケーションを取り、チーム医療の一員として活躍ができる。

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