薬学生の就活スケジュールと流れ

薬学生の就活スケジュールと流れ
薬学生の就活スケジュールと流れ

薬学⽣の就職活動は5年次の終盤から6年次の序盤にかけて本格化していきます。学⽣⽣活では、研究、卒論、実習、国 試対策とその時期は⾮常に忙しくなっていきます。6年になると国家試験の対策が始まります。ずるずると就活をやって⻑引いてしまうと国試対策の時間が少なくなってしまうため気をつけましょう。全体的なスケジュールや流れを抑えて効率良く情報収集をし、就職先を決定していきましょう。

全体のスケジュール

各フェーズの解説

自己分析/Phase1

⾃分が何をしたいのか、何が向いているのかなどを把握しましょう。特に、何がしたいのか良く分からないという⽅にとっては⾮常に重要です。仕事をしていく上でやりたい事と違ったり、適性が合っていなければ働くモチベーションの低下や早期の退職に繋がります。そういった事にならないようにまずは⾃⼰分析をしてみましょう。また選考を受験する上でも⾃分の強みや弱みを分析しておくことは⾮常に役⽴ちます。

インターンシップ/Phase2

就職活動が解禁する5年の3⽉までに各企業が業界や企業の研究に役⽴つインターンシップを開催しています。インターンシップとは就労体験のことであり、具体的な業務内容や働く環境などを学ぶことができます。働いてからのギャップを無くすために是⾮参加しましょう。業界によっては早期に動いておくことが就活を上⼿く進める上で重要となります。実務実習と被って参加できないケースもあるため早めに準備をしておきましょう。

業界研究・企業研究/Phase3

インターンシップと並⾏して、業界研究や企業研究をしていきましょう。具体的には、業界研究イベントなどの就職サイトが実施している就職イベントや学内のイベントなどに参加し積極的に情報を収集しましょう。⼀⽇で多くの業界の話しや企業の話しが聞けるため効率が良いです。学外イベントは⼟⽇祝⽇に開催されることが多いです。インターネットで多くの情報を得ることが可能ですが、ネットの情報だけで決めるのではなく⾃分の⽬で⾒て感じたものも⼤事にして活動していきましょう。

職場見学/Phase4

興味のある病院や薬局は会社によっては⾒学する事が可能です。
業務内容や実際の職場で働いている職員、職場の雰囲気などを知る事ができる⾮常に良い機会です。WEB募集している所もあれば、直接連絡して受け⼊れてもらえる所もあります。⼊社後のギャップを無くすために可能であれば参加しましょう。現場で働いている社員の⽣の声が聞けるため、聞きたい事や気になっている点は事前にまとめて参加することが⼤事です。また、参加者から優先的に選考の案内が届くことがあります。気になる会社の求⼈情報は早めにチェックしておきましょう。

エントリー/Phase5

5年の3⽉になると就職活動が解禁し各企業への応募・エントリーが始まります。この段階ではある程度志望の業種や企業などを絞っておきましょう。早期に内定を持っていた⽅が安⼼して国試対策に集中する事ができます。企業や薬局に関しては数に限りがなく応募できますが、病院は専願の所もあるため確認しておきましょう。

選考対策/Phase6

選考にはエントリーシートや履歴書の提出・筆記試験やWEBテスト・⾯接などのステップがあるためそれぞれの対策が必要です。過去にインターンシップ参加の経験があり⾃⼰分析が出来ていれば書類などもスムーズに記載することができま す。早く提出した⽅が有利になる可能性があるため早めに準備しましょう。
⾯接に関しても、個別での⾯接、集団⾯接、グループディスカッションなど企業によって変わります。業界によっては英語などが必須の場合もあります。また、近年はWEBに切り替えている企業もあるためそれぞれのやり⽅に応じた対策が必要です。
おさえておきたいポイント!
業種によって就活スケジュールが違う
薬局・企業・病院など業種によって就活のスケジュールは多少異なります。企業に関しては、インターンシップに積極的 に参加するなど早期のスタートが重要です。病院に関しては選考の時期が遅く6年時から開始の所も多くあります。まず は全体的なスケジュールを抑えておきましょう。
実習中にも就職するイメージをした上で取り組もう
薬学⽣は実習の中で病院や薬局の勤務を経験することができます。実習先では少しでも⾃分のキャリア選択にプラスにな るよう積極的に取り組むことをお勧めします。実習先が全てではないため、実習先をふまえた上で違う企業の話しを聞き ましょう。
インターンシップや業界研究イベントに参加しよう
実際に現場の社員から話しを聞いて理解を深める事ができるのがインターンシップや業界研究のイベントです。積極的に 参加する事で新たな発⾒があるかもしれません。時間を調整して参加してみましょう。
業界の動向を把握しておこう
薬剤師を取り巻く環境は⽇々変わっています。業界によっては停滞し、働く薬剤師の労働環境に影響を及ぼす可能性があります。⾯接等でも業界を理解しているかどうかを問われる事があります。⽇々の最新ニュースの知識を⼊れておきましょう。

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