名古屋掖済会病院

病院概要

名古屋掖済会病院は日本海員掖済会の病院施設として昭和23年に開設後、救急医療を中心として地域医療に貢献してきました。現在では全国8つの掖済会病院を中心に医療事業を展開しています。

昭和53年、当院は東海地方初の「救命救急センター」を開設し、急性心筋梗塞、頭部外傷、脳血管疾患など重篤で緊急処置を要する救急医療に取り組んできました。

平成18年には救命救急センターを新築し、軽度から最重症患者さんに至るまで“断らない救急”を掲げ、地域医療にも貢献してきました。そしてさらに安心の医療を提供する設備の充実に向けて新病棟建設が計画され、2016年11月1日に新病棟がオープンしました。

屋上に新設されたヘリポートは災害拠点病院として、通常のドクターヘリだけではなく、海上保安庁などの大型のヘリコプターが離発着でき、多数の傷病者搬送が可能となります。

このように救急医療からより高度ながん治療、さらには生活習慣病の予防・治療に至るまで良質で患者さんに安心して頂ける医療を提供しています。

薬剤部特徴

薬剤部では、1994年8月より消化器科病棟への薬剤師の常駐を開始し、2012年4月には全ての病棟に薬剤師が常駐することを実現しました。

現在は2病棟3人体制(一部2人体制)で薬剤師を配置しています。2010年からは全入院患者を対象とした薬剤管理指導業務を実施。

2018年には抗菌薬適正使用支援チーム(AST)への介入や入院支援室への薬剤師の常駐を開始するなど、継続的に患者のQOLや医療の安全と質の向上、他職種の業務負担軽減に積極的に努めています。

アピールポイント

  • 薬剤師の能力が十分に発揮できる職場環境をめざして

新病棟完成後は1病棟あたり2台のパソコンと作業デスクを設置した薬剤コーナーが各病棟のスタッフステーション内に設けられ、常に医師、看護師等と情報提供・情報交換ができるような環境で日々業務をおこなっています。

これは薬剤師としての認知度を高め頼りのある存在感のある薬剤師として評価された結果だと考えます。

  • “患者さんの安全”を考え薬剤師指導外来や入退院支援に注力 

薬剤師指導外来は、外来患者への薬学的介入により医療の質向上に貢献できると考え、2013年9月から「糖尿病療養指導」と「喘息・COPD吸入指導」、2020年11月からは「がん患者指導外来」も開始しました。

2018年5月からは入院・退院支援の質の向上および外来・病棟業務の効率化を目的に入院支援室に薬剤師を常駐させ、入院が決定した患者に対し、薬剤師による持参薬チェック等を行ない、

入院前から薬剤師が介入し、退院後までより安全に薬物療法が継続されるよう支援しています。

  • 救急医療で求められる薬剤師の専門性

2010 年から救命救急室に薬剤師を2 名配置し、診療支援を本格的に開始しました。さらに2012 年4月に集中治療室にも薬剤師を1名配置しました。

救急病棟・ICUに入院される患者さんの病態は多種多様であり、人工呼吸器など多くの医療機器が使用されていることもあります。

そういった状況の中で薬剤師が刻一刻と変化する患者さんの状況をみながらより安全で効果的な薬物療法について情報提供をしつつ医師・看護師と迅速に対応していくことが求められます。

  • がんチーム医療における薬剤師のリーダーシップ

2003年12月15日に緩和・化学療法センター開設がされ、2010年6月1日 愛知県がん診療拠点病院の指定を受けました。

薬剤部でも緩和ケア病棟・化学療法センターの開設時期に合わせて活動を開始。薬剤師も積極的に参画しチーム医療の中での介入に大きく貢献(レジメンの登録制や、処方のセット化、抗がん剤のミキシング等)しています。

また、当院は日本医療薬学会が認定するがん専門薬剤師研修施設であり、当院で勤務しながら認定資格が取得できる施設です。

募集要項

  • 給料 俸給:197,800円 地域手当:19,780円 資格手当: 5,000円 合計:222,580円 ※他、専門資格手当あり
  • 休日:土曜、日曜、祝日、年末年始6日、当直、日直あり
  • 賞与:年2回 前年度実績年間4.45ヶ月、但し初年度は2.4ヶ月
  • 勤務時間:8:20~16:50
  • 年次有給休暇:初年度1ヶ月後に1日、6ヶ月経過後10日、2年目15日

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